自律神経と上手に付き合おう

2023年12月27日 | 未分類

皆さん、お身体の調子はいかがでしょうか?

B型事業所を探されている方や利用されている方は、どこかしら不調な方が多くいらっしゃいます。
中でも、自律神経の影響を受けていらっしゃる方、非常に多いのではないでしょうか。

神経は、中枢神経と末梢神経に分けられ、
末梢神経は、運動神経と自律神経に分かれているそうです。


自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれており、
交感神経:活動しているときに働く神経(アクセル)
副交感神経:休息をするときに働く神経(ブレーキ)
といった役割で、24時間365日休むことなく働き続けています。

このように、活動時には交感神経が優位になり、休息時には副交感神経が優位になり、2つの神経が交互に働くことによって身体は微調整されていきます

が、しかし、
夜更かしや不眠で睡眠のリズムが崩れると2つの神経のバランスも崩れてしまい、
身体的・心理的ストレスを抱えている場合も交換神経が過度に働いてしまい2つの神経のバランスは保てなくなってしまいます。
また、交感神経と副交感神経のバランスの乱れだけではなく、トータルパワーが足りず出力不足になって不調になることもあるそうです。

そうなると自律神経失調症に…

自律神経失調症は病名ではなく自律神経に関わる症状の総称です。

主な原因は、
《身体的ストレス》
生活リズムの乱れ、睡眠不足、疲労、病気、怪我、運動不足、天候の変動、加齢、ホルモンバランスの乱れ
《心理的ストレス》
人間関係、仕事や学業の重圧や失敗、ハラスメント、昇進、結婚、出産

主な症状は、
疲労感、倦怠感、めまい、ふらつき、しびれ、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、吐き気、喉の詰まり感、関節の痛み、肩こり、腰痛、発汗、腹痛、便秘、下痢、頻尿、残尿感、生理不順、不眠、不安感、記憶力の低下、集中力の低下、興味関心の低下、イライラ

厄介なのは、これほどまでに体調が悪いのに、病院で診てもらったら「異常なし」と言われてしまうこと。
近年は自律神経失調症にしっかり対応してくれる病院も増えてきましたが、まだまだ血液検査や精密検査に問題がなければそれで終了とされてしまうケースも多いはず。

体調不良でとても辛いのに「異常なし」=自律神経失調症と考えて、
自分でできるセルフケアをしつつ、
辛いときには無理せず自律神経失調症の治療をしてくれる内科・心療内科を探して頼るといくらかは楽になると思います。

自律神経を整えるセルフケアとしては、
生活習慣の改善(朝日を浴びる習慣をつけることが最も効果的!)
ストレスの元凶からできるかぎり適切な距離をおく
「好き」や「心地よい」に囲まれた暮らし
バランスのとれた美味しい食事や温かい飲み物をゆったり味わう、ぬるめのお風呂でゆったり入浴する、ストレッチやヨガなど軽い運動をする、好きな香りを身につけたり嗅いだりする、好きな音楽を聴く、大切なペットとのふれあい、散歩、森林浴、ゆっくり眠る…

そして、笑うこと
楽しいときは脳内からセロトニンというホルモンが分泌されて不安やイライラなどの負の感情をリフレッシュさせてくれます。
自分に合った何かしらの楽しいことで笑えるとなお良し。

一生のおつきあいになる自律神経にバランスよく働いてもらって、体調不良を少しでも減らしていけたらいいですね。

ゆったりリラックスできる時間を大切に!